8月2日(水)にオンラインで開催した「令和5年度帰国外国籍児童生徒等関係者会議」には、市町村教育委員会や県内小中学校の先生方、外国の子どもサポーターとして支援に関わっている方21名が参加しました。第一部では福島県の帰国外国籍児童生徒の状況について、福島県教育庁義務教育課の担当者から県内状況の報告や外国人生徒等特別枠選抜等についてご説明いただきました。
第二部はムスリムの子どもの学校での受入れについて、講師の藤岡裕子さんからお話しいただきました。ご自身の体験を交えながらのお話は、食事や服装等の学校生活での留意点について受入れる際に配慮すべきことを知ることができ、とても参考になりました。参加者からは「日本語指導の現状や他校の取組を知ることができた」「学習面だけでなく、宗教上の理由や文化的な違い等の理由で生活上の不便や苦労が多いことが分かった」といった感想が寄せられました。
イスラム圏から県内へ転入する子どもは近年増加しています。今回学んだことを実際の学校での受け入れの場でぜひ役立てていただきたいと思います。
※この事業は赤い羽根共同募金「居場所を失った人への緊急活動応援助成」を受けています。