●日時:令和3年9月27日(月)
●場所:桑折町立醸芳中学校
●対象:桑折町立醸芳中学校中学2年生 30名
●講師:羽賀美樹(福島県国際交流協会 国際交流員)

醸芳中学校2年生30名の皆さんを対象に、「ジェンダー平等」をテーマに講座を開催しました。

生物学的な性別のことを「性別」といいますが、社会的に作られた性別のことを「ジェンダー」といいます。講座では、NPO法人開発教育協会の教材「女って?男って?」を使い、2つのワークを通して固定的な性別役割分担意識や、格差について考えました。

この講座のねらいは、「女性はこうである」、「男性はこうである」等の思い込みが私たちの身の回りには多く存在しますが、実際には、意識するほど女性と男性に差がないことに気づいてもらうことにあります。

一つ目のワークでは「女って」「男って」と聞いて思い浮かんだ言葉を書き出してもらいました。すると、「女は化粧をする、かわいいものが好き」「男はスポーツが好き、体系ががっちりしている」などの意見が出ました。二つ目のワークでは、一つ目のワークで出た言葉が女にも男にも当てはまる場合、丸をつけてもらいました。するとほとんどの言葉に丸が付き、女性と男性それぞれに固有のものと思われた特徴は少なく、女性と男性にはあまり差がないことに気づくことができました。

振り返りでは、思い込みによる性差に縛られることなく、一人一人が生きやすい、ジェンダー平等な社会をつくるにはどうしたらいいかをみんなで考えました。

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https://www.worldvillage.org/knowledge/lecture.html